腹部など自分の体のから脂肪吸引で抽出した脂肪を乳房に注入(移植)する豊胸手術です。
注入した脂肪の内、何割かは吸収されてしまいます。
特徴
- 極端なダイエットなどをしなければ、半永久的な効果を期待できます
- 脂肪を注入するので、定着しなかった脂肪は吸収(分解)されてしまいます
- 脂肪吸引できる脂肪がないと手術自体受けることができません
- 仕事を始められるようになるまで手術当日を含め、3日ほどかかります
手術方法
麻酔 → 脂肪吸引 → 抽出した脂肪の不純物を除去 → 脂肪注入
手術は約1時間〜2時間くらいで行われます。
脂肪注入による豊胸手術は局所麻酔による手術で行われる病院が多いです。
※脂肪吸引する箇所によって使われる麻酔は異なり、硬膜外麻酔と併用したり、全身麻酔で行なっている病院もあります。
麻酔のあと、脂肪が抽出(脂肪吸引)されるのですが、脂肪は下記の部位から抽出することができます。
出典:脂肪注入法豊胸の脂肪吸引の痛みや失敗例は?メリット・デメリットまとめ | やさしい豊胸手術の手引き
部位によってダウンタイムの長さがことなり人気のある部位、腹部や太ももは範囲が広いこともありダウンタイムが長い傾向があります。
抽出した脂肪は定着しやすくするため不純物を取り除くのですが、病院によってさらに定着率を上げるために様々な加工をオプションとして用意しているところもあります。
例をあげると抽出した脂肪から分離抽出した幹細胞を、自分の血液から抽出した血小板と一緒に注入することで、さらに脂肪の定着率を上げる方法などがあります。
そして脂肪を注入し手術は終了です。
注意事項
体質や傷口の処置が不適切であった場合、脂肪吸引した部位の傷跡が治らず目立ってしまう可能性もあります。
その他、脂肪の取り過ぎや医師の技術不足により、皮膚がたるんでしまったり、凸凹になってしまう可能性もあることを念頭に置いておく必要があります。
やはり脂肪吸引しなくてはいけないので痩せている方は受けることができません。
料金
脂肪注入による豊胸手術の場合、40万~150万とかなり差があるのですが、脂肪の処理の方法や脂肪を摘出する箇所によってその料金は変化します。
料金の増加は脂肪の定着率やしこりの発生、感染症のリスクに関係することが多いので、手術内容をしっかり把握し料金だけで決断しないことをおすすめします。
まとめ
技術の進歩により、従来の脂肪注入による豊胸手術にみられた様々な問題(しこりの発生、感染症や石灰化のリスクなど)が起きにくくなりました。
それに伴い料金は増加傾向にあります。
しかし成功すれば自然で柔らかい乳房ができるのは嬉しいことですし、脂肪注入による豊胸手術をするメリットでもありますね。
キレイになるつもりで手術に臨んだのに満足出来なければ悲しいですよね。
前述した内容と重なりますが、手術内容や医師の実績、症例写真などをしっかりと把握し病院を選ぶことをおすすめします。
おしまい。
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