【体験談】女性ホルモンを投与して感じた変化とホルモン治療を始める方法・費用

ホルモン療法を始めると身体には様々な変化を感じることができます。

トランスジェンダーの場合、本来分泌量の少ない性ホルモンを投与するのため、その変化も大きく感じることができます。

 

今回は実際に女性ホルモンを投与して感じたわたしの体験談や、女性ホルモンによるホルモン療法を始める方法・費用についてをお話しします。

 

わたしが女性ホルモンを投与して感じた変化

わたしは女性ホルモンを投与し始め、まず最初に乳腺が発達しました。

乳腺が発達したことでわずかですが乳房が大きくなり、乳頭(乳首)・乳輪の色が焦げ茶色へと濃くなっていきました。

 

またホルモン投与初期には乳頭がかなり敏感になり、母乳のようなものが出ていたりもしていました。

それ以外では肌のきめが細かくなり、髪が細くなったように感じました。

 

ホルモン投与を始めて、3ヶ月に1度のペースで血液検査をしていたのですが、女性ホルモンの値は高くなっているものの、男性ホルモンの値が全く低くなりませんでした。

そのせいか、副作用である勃起障害や性欲減退などは全く感じませんでした。

 

今思うと、男性ホルモンの低下が見られなかったのは男性ホルモン抑制剤を処方されていなかったからかもしれません。

 

睾丸摘出後は女性ホルモンの影響が大きくなる

睾丸摘出後は、女性ホルモンの影響を受けやすくなり、食欲が増してかなり太りやすくなりました。

これはプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの、妊娠に備えて水分や脂肪をため込もうとする働きの所為ですね。

太って分かったのですが脂肪の付き方も少しだけ変わりました。

他には筋肉がつきにくかったりなど、睾丸摘出後のほうが女性ホルモン投与による変化を強く感じました。

ただ取るだけじゃない!? 睾丸摘出に踏み切る前に知っておきたい知識

 

それと女性ホルモンは関係ないのかもしれませんが、性格が温厚になったようにも思います。

FtMの方のお話ですが、男性ホルモンを投与して性欲がなくなるFtMの方もいるそうです。

 

性ホルモンによる変化を過信してはいけない

前述したように性ホルモンによる身体への変化は大きいです。

しかし性同一性障害の方には、性ホルモンによる変化を求めすぎて過剰に投与する方もいます。

 

性ホルモンは吸収される際に、一度肝臓で分解されるため、肝臓へ負担をかけてしまいます。

また肝臓への負担は、一度に投与する性ホルモンの量によって異なります。

注射による投与の場合が最も負担がかかり、ウイスキーのボトル1本分(約700ml)程の量を一気飲みした時と同じくらい負担がかかるとも言われています。

 

わたしは睾丸摘出手術をする前、過剰に女性ホルモンを投与し、睾丸摘出後、1週間ほど体調をくずしてしまいました。

また知り合いの方は過剰な投与により肝臓病を発症してしまい、入院したこともあるそうです。

 

これらのことから、性ホルモンによる変化を求めて過剰に投与することは極めて危険で、注意が必要です。

 

ホルモン治療を始める方法

通常はガイドラインに沿って、ジェンダークリニック(性同一性障害の診療を行っている病院)や精神科を受診し、性同一性障害の診断書をもらうことで始めることができるようになります。

しかしガイドラインに沿った方法だと、ホルモン療法を始めるまでに時間がかかってしまう場合があります。

 

もちろん勢いで始めるものではありませんし、取り返しのつかないことになる前によく考えて始めなければいけません。

しかしせっかく決断したのになかなか始められないのも辛いですよね。

 

一つの方法として紹介しておくと、ニューハーフのお店やおなべさんのお店(主にFtMの方が働くお店)でジェンダークリニックを紹介してもらう方法があります。

この方法が一番手っ取り早く、治療も早く始められます。

 

わたしの場合は大阪のジェンダークリニックに東京の精神科を紹介され、診断書をもらい、塗り薬によるホルモン治療を始めることができました。

 

ホルモン療法にかかる費用

性ホルモンを投与する方法には、注射・錠剤・塗り薬・シールと主に4種類の方法が用いられます。

投与する方法や病院によって、ホルモン治療にかかる費用は異なり、1ヶ月にかかる費用は2000円〜10000円と大きく差があります。

 

わたしの場合、ホルモン注射が1回2000円、塗り薬のホルモン剤が1本(40日分)8000円でした。

先生によってホルモン投与をする頻度の指示は異なり、わたしの場合、ホルモン注射は月に2回打つように指示されました。

 

睾丸摘出後は男性ホルモンの影響を心配する必要がなくなり、女性ホルモンを体内に維持しやすくなるため、投与する量を減らすことができます。

わたしは睾丸摘出後、注射によるホルモン投与は月に1回の頻度になり、塗り薬は塗る量が半分になり1本で80日分持つようになりました。

 

ちなみに性転換後は、なんらかの形式で病名がつき保険適用でホルモン投与代が安くなることもあるようです。

 

まとめ:医師の指示を守りホルモン療法を進めましょう

ホルモン療法を長期間続けると元の健康な身体には戻れない可能性が高く、体に負担をかけ続けなければならなりません。

ホルモン療法は性同一性障害の治療法の中でとても大切なことです。

しかし身体への負担もあることから、よく検討し、自己責任で始めてください!

 

料金は高すぎても嫌だけど安すぎても心配にゃ…

 

おしまい。

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