性同一性障害の原因:原因は生まれる前にある!?

なぜ性同一性障害になってしまうのか?

当事者や、その保護者の方は特に気になる方が多いと思います。

 

今回は性同一性障害の原因についてお話ししていこうと思います。

 

原因はまだ解明されていない!?

結論からお話しすると、性同一性障害の原因は、現在の段階ではまだ解明されていません。

しかし、性同一性障害の原因として様々な説も存在します。

 

そのため、次の項目からは性同一性障害の原因として最も有力とされている説についてお話しします。

注意

原因としてまだ断定されていないことをご理解いただいた上でお読みください。

 

性同一性障害の原因として最も有力な説

人間は赤ちゃんよりも前の胚(赤ちゃんの原型)の時期に男性・女性へと成長(分化)していきます。

分化する前の身体はどちらの性別にも分化できる構造になっており、自身から分泌される男性ホルモンにより、それぞれの性別へと分化していきます。

MEMO

この時期に分泌される男性ホルモンは「アンドロゲンシャワー」とも言われています。

 

脳と身体は別々に分化し、「身体 → 脳」の順で分化していきます。

別々の工程で行われる分化ですが、通常であれば、これらが正常に行われます。

しかし、脳が分化する際に男性ホルモンの分泌に異常が発生することで、分化が正常に行われず、脳と身体の性別に不一致が生じてしまいます。

 

この男性ホルモンの異常分泌が、現在、性同一性障害の原因として最も有力とされています。

 

さらに詳しく

男性ホルモンの量により、それぞれの性別へ分化すると前述しましたが、男性ホルモンが分泌されるかどうかは、染色体の構造により決定します。

その構造はY染色体を持つかどうかによって決定し、Y染色体を持つ場合に男性ホルモンを分泌します。

 

分化するタイミングは以下のように性別によって異なります。

男性の身体(生殖器)へ分化する場合は、受精後約8周目から分泌され始める男性ホルモンの影響を受けてから始まります。

女性の身体への分化は、男性ホルモンの影響を受けなかった身体が、受精後約11周目(男性の身体への分化が終わる時期)に始まります。

 

身体の分化が終わり、脳の分化のが始まる時期になると、Y染色体を持つ胚は再び男性ホルモンを分泌し始めます。

身体が分化した場合と同じく男性ホルモンの影響を受けた脳は男性脳へと分化し、男性ホルモンの影響を受けなかった脳は女性脳へと分化します。

 

しかし前述したように男性ホルモンの異常分泌が発生することで脳と身体の性別に不一致が生じてしまいます。

この時の男性ホルモンの異常分泌は以下のようなことを指します。

  • Y染色体を持つ胚が男性ホルモンを少ない量しか分泌できなかった。
  • Y染色体を持たない胚が何らかの原因により男性ホルモンの影響を受けてしまった。

 

これによりY染色体を持つにも関わらず、身体の性別は男性、脳(心)の性別は女性に、Y染色体を持たないのにも関わらず、身体の性別は女性、脳の性別は男性になってしまうのです。

 

様々なセクシャリティを考えるとまだ解明の難しい事柄?

人間の脳の細胞には男性・女性でいくつか差がある部分があります。

性同一性障害の研究が進む中、心が女性で体が男性の性同一性障害(MtF)の方の脳の一部、心の性に関わる部分が女性の脳と一致したという検査結果もでているそうです。

 

そのことも踏まえると前述した「性同一性障害の原因として最も有力な説」も信憑性があるようにも思えます。

 

しかし、男性・女性以外にも、Xジェンダーなど様々なセクシャリティが存在しますよね。

そのことから、まだまだ解明の難しい事柄だと感じました。

 

まとめ:原因が解明されるのはもう少し先?

前述したように、様々なセクシャリティが存在する中、解明するのはまだ難しい事柄です。

原因が分かったところで治療できるかもわかりません。

そのため当事者の方には、自分を受け入れ、心の性の通りに生きてほしいですね。

 

なかなか難しいにゃ

 

おしまい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です