【体験談】わたしが受けた性別適合手術の記録:手術直後から退院前日まで

わたしは2019年1月4日、25歳の時に性別適合手術(以下、性転換手術)を受けました。

今回は手術直後から退院するまでの体験談です。

 

以下の記事の続きとなっているため、あわせて読むことをおすすめします。

【体験談】わたしが受けた性別適合手術の記録:タイ到着から手術まで

 

手術直後:痛みと闘いながら朝を待つ

手術の後で記憶があるのは、手術が終わりリカバリールームにいる時からです。

陰部と腹部の傷の痛みで目が覚めました。

 

点滴も引き続き打たれていて、痛みで身動きを取るのも苦しかったです。

そのため、次の日の朝、看護婦さんが来るまで痛みと闘いながらずっと起きていました。

 

ちなみに、手術前に「暴れる人もいるくらい痛い」と聞かされていたお陰か、想像よりは痛みを感じませんでした。

わかな

あくまで「想像よりは」ですので痛みはかなり感じました

 

看護婦さんが迎えに来ると、病室へ運ばれます。

 

術後1日目:続く絶飲絶食

病室へ運ばれると、アテンド会社さんから術後の流れを一通り説明されます。

 

わたしは今回、「S字結腸法」による性転換手術であるため、腸が動き出すまで、引き続き絶飲絶食を行わなくてはいけませんでした。

また腸が動いているかどうかは、おならによって判断し、おならが5回出るまでは絶飲絶食を続けなければいけませんでした。

 

痛みは、夕方になるにつれて徐々に慣れていきました。

それでも傷は痛むのですが、上半身を起こしたり、ひねったりしながら、腸の活動再開を促進させるようにと生活していました。

 

しかし、なかなか思うようにはいかず、この日はお腹が鳴るばかりで、おならは全く出ませんでした。

 

この後にも同じことが言える話ですが、絶飲絶食であることもあり、何もすることがないためかなり暇です。

アテンド会社さんにDVDを貸してもらえたため、暇つぶしをすることもできたのですが、術後1日目は痛みで気分も乗らずダラダラ過ごして1日を終えました。

 

術後2日目:さらなる痛みに見舞われた日

朝になると、陰部と腹部(傷口)の消毒と血圧の検査をしてもらいます。

夜に動きすぎたせいか、陰部からは結構出血しているようでした。

そのため消毒には少し時間がかかってしまいました。

 

性転換手術は神経をちゃんと残して男性器を女性器の形へ作り変えます。

そのため場所によってはかなり敏感になっており、わたしの場合、陰核(クリトリス)が消毒中かなりの痛みを感じました。

 

出血していたため、消毒後は股間に大きな保冷剤を当てオムツで固定しました。

 

上半身は動かしても下半身はほとんど動かすことなく過ごしていたため腰痛も感じていました。

腰痛に関してはアテンド会社さんに湿布を貼ってもらったため、すぐに解消されました

 

その後、咳をしたくなったのですが、咳をしようとすると腹部の傷が痛むため、アテンド会社さんが来るまでずっと痛みと闘っていました。

わかな

今思えばナースコールで呼んでいても良かったように思います

 

アテンド会社さんが来てくれて、事情を説明してからは、うがいをさせてもらいました。

そのおかげで、喉が少し潤ったため、軽い痛みで咳をすることができました。

 

消毒は1日2回で、夕方にもしてもらいます。

「動いてはいけないなあ」と思い出来るだけ安静にしていたつもりでしたが、この時もそこそこ出血していたようです。

 

また気を使いながらも上半身は動かしていたためか、この日はおならが3回ほど出ました。

 

術後3日目:絶飲絶食終了!

朝は4時頃に起きてしまったため、上半身を動かしたりしながら過ごしていました。

この朝の間におならは2回出ました。

これでちょうど5回です。

 

朝は昨日と同じように、時間になると消毒と血圧検査をしてもらいます。

 

おならが5回出たので、腸の動きも見てもらったのですが、まだ動きは弱いようでした。

今回の消毒の際、前回よりも出血がひどかったのか、消毒の最中に急なめまいと頭痛、汗、手の震えなど、貧血のような症状に襲われました。

わかな

自然と深呼吸になりしばらくすると症状は落ち着いてきましたが、かなり辛かったです

 

お昼頃には再び陰部と腸を検査をしてもらいました。

まだ動きは弱いらしく、陰部の左側からはまだ出血しているそうです。

 

この時からようやく飲料が解禁し、水を飲めるようになりました。

そして夕方には食事も解禁されました。

食事といっても4日間絶食していたことや、腸の動きが弱いこともありスープのみでした。

 

ちなみに尿道にはカテーテルが取り付けられており、尿は尿意に襲われることなく勝手に排泄されます。

 

術後4日目:腸も順調に回復

この日から三食食事が用意されるようになり、毎食後の薬も服用するようになりました。

朝食は7時頃に運ばれてきます。

この日はコーンスープでした。

 

朝食後はいつもと同じように消毒と血圧検査をしてもらいます。

この日は出血も止まり、前日にスープを飲んでいたためか、便が出ているようでした。

わかな

恥ずかしながらおならと思ってしたものが便だったようです

 

術後はじんわりですが、ずっと痛みを感じていたのですが、この日は慣れてきたのか、昼頃には落ち着きました。

ちなみにこの日の昼食はたまごスープでした。

 

ようやく歩けるように!

昼食の後、昼の1時頃にガモン先生が術後の経過を拝見しに来ました。

出血も落ち着き、経過も順調だそうで、ベットからトイレまでの距離なら歩行してもいいと許可が降りました。

この日は立ってみて、トイレよりは近いすぐ側のソファまで歩いてみたのですが、ずっとベットで生活を送っていたせいか、軽くめまいがしました。

 

また上記のことに加え、食事が解禁されていることと、ちゃんと便が出ていることから、夕方の消毒後から点滴が外れました。

 

ちなみにこの日の夕食はご飯少なめの雑炊のようなものでした。

 

術後5日目:更に順調に回復していることを実感

術後5日目の朝は便意が酷く、昨日のように漏らしてしまうのも嫌だったため、1人でトイレに行ってみました。

膝を曲げたままでしか動くことができませんでしたが、1人でトイレに行くことができました!

思ったより辛くはなく、トイレまでの距離なら壁などの支えがあれば大丈夫でした!

 

ちなみに朝食はたまごベース(?)の雑炊で、昼食はたまごスープでした。

 

昼食後はなんとお母さんがお見舞いに来てくれました。

ドライシャンプーを買ってきてくれていて、何日も洗ってなかった髪を洗ってくれ、気持ちもすっきりしました。

わかな

アテンド会社の方にも日本人の方がいたものの、内心は心細かったようで、別れ際は泣きそうになりました

 

かなり嬉しかったのですが、この日はおやつも出てきました!

病院食なので味が薄いのかなと思っていたのですが、そんなことはなく、甘みもしっかり付いていて美味しかったです。

 

朝と比較して歩くのも楽になり、自分で動ける範囲も広くなってきていたのを感じました。

順調に回復してきているものの、消毒の際、クリトリスにはまだ大きな痛みを感じました。

ちなみにこの日の夕食は雑炊でした。

 

術後初のシャワー

夕食後は、頭だけですが洗ってもらいました。

ドライシャンプーもしたし、めんどくさく感じていたので「今日はいいかなぁ…」と思っていたのですが、浴びてみるとドライシャンプー同様、気持ちもスッキリしました。

 

まとめ:性転換手術で一番大変だった時期

痛みとの戦い、4日間の絶飲絶食など辛いことの多い5日間でした。

アテンド会社さんのサポートやお母さんのお見舞い、友だちや職場の方々からの連絡など、支えがあったからこそ乗り越えれたのかなとも思います。

 

ニャーバン

ぼくも痛いのは嫌いにゃ

 

 

 

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