「心は女なのに男の体でいることが辛い」「早く性転換したい」
でも性転換手術の相場は100~200万くらいします。
「手術費用高くない?」
そう感じている人は多いのではないでしょうか。わたしもMtF当事者ですがそんな風に感じていました。
女性として生活していくんだから化粧品や服にもお金が必要です。ただでさえお金がかかるのに手術費用なんてためられるのか不安ですよね。
わたしは手術費用をためられるかどうかはどんな仕事をするかによって難易度が大きく変わると考えています。
そこで今回は手術費用をためる難易度を低くする仕事についてお話しします。
手術費用がたまれば待っているのは性転換した自分です!
あなたの手術費用準備も本格化するかもしれません!
手術費用を貯める難易度を低くする仕事は水商売
ずばり手術費用を貯める難易度を低くする仕事は水商売です。
わたしは過去に商品をピッキングする仕事をしていました。その時も手術費用を貯めていたのですが、1日12時間以上の労働に年間の休みは約10日とかなり激務でした。
それを2年続けて、たまったのは100万です。
その後、水商売(ニューハーフショーハウス)に転職したのですが、その時は6時間労働+αに週休1日という生活をしていました。
ピッキングしていたころより明らかに労働時間が短くなっているのですが、この時は1年で200万ためることができました。
100万ためたのもすごいと思ってくれる人もいるかもしれませんが、労働時間に換算すると8520時間です。
水商売は2184時間で200万ためることができているので、数字を見ればその難易度の差は歴然ですね。
わたしがピッキングの仕事を続けていれば、手術費用がたまるまであと2年かかっていました…
手術費用を遊ぶ間もなく4年働いて稼ぐのか。
辛いことがあっても1年で稼いでしまうのか。
どちらを選んでもいいと思いますが、わたしはサクッと1年で稼いでしまうのも一つの手だと思います。
水商売にはどんな種類があるの?
ただ水商売をするといっても何をすればいいのかわかりません。そこでわたしたちMtFが働ける水商売をリスト化してみました。
- ガールズバー
- キャバクラ
- ニューハーフショーハウス
- ニューハーフバー
- ニューハーフヘルス
ニューハーフという言葉が目立ちますが、わたしがこういったお店を候補に挙げるのには理由があります。
その理由が水商売(いわゆる夜のお店)のわたしたちMtFに対する風当たりが今でも少し厳しいからです。
ガールズバーやキャバクラは厳しい風当たりの代表格で、そこで働く女の子がMtFにどういう感情を抱いているかで働きやすさが格段に変わります。
ガールズバーやキャバクラでも周りの人にも受け入れてもらって女性として楽しく働かせてもらってますと聞くことはあります。
しかし一方ではオカマとしてしか扱われずネタ要因としてバカにされながら働いているという方もいるのです。
頑張って働いてるのは同じなのにここまで扱いに差を出されるのは辛いですよね。
ニューハーフ関連のお店は「元男性」ということを売りにしているお店です。お客さんも認知して来てくれているので、「心は女なんやろ」と普通に女性として扱ってくれます。
問題は「元男性」を売りにしているということです。やはりそこを売りにしているので男扱いすることが(ネタでも)当たり前になっています。
特に「ニューハーフバー」や「ニューハーフショーハウス」はその傾向にありますね。
「ニューハーフヘルス」は女性として扱ってくれえることばかりですが、風俗であるため体を使わなくてはいけません。その際、陰部を意識させられることは当たり前にあります。
これは人によってかなりの精神的苦痛を伴うのではないでしょうか。
上記のことを考えた上でわたしがおすすめしたいのが「ニューハーフバー」と「ニューハーフショーハウス」です。
前者は話をするのが好きな人向け、後者はダンスに興味があったり色んな衣装を着てみたい人向けです。
どちらもお酒を飲まなくてはいけない職業で、前述したように男扱いされることもあります。
しかしMtFの先輩が働いていますし、化粧やファッション、手術ができる病院の情報など得られるメリットが大きいのも特徴です。
期間限定なら経験としても働いてみる価値あり
今回の話で少しは「働いてみようかなぁ」と感じましたか?
仕事ですので自分が今まで味わったことのない辛いことは当たり前にあります。しかし手術費用のために1年我慢して働いてみてもいいのではないでしょうか。
働くことで手術費用をためて性転換をする自分の未来が夢から現実に変わっていきますよ。
ちなみにわたしは水商売を通してお金の他に豊富な知識と強いメンタルを手に入れました。
最後に
今回は手術費用をためる難易度を低くする仕事についてお話ししました。
水商売は働きだすとズルズル続けてしまう人が多いので「この仕事で将来食べていきたい」と思わない限りは、期間を決めて働くことを強くおすすめします。
稼げる額が増えたからといって日常生活にお金を使いすぎるのもNGですよ!
余談ですが、最後に今回わたしが割り出した労働時間の計算式も書いておきます。
- 基本労働時間12時間 ×(365-休日(10日))× 2年=8520時間
- 基本労働時間6時間+α(時間外労働1時間)×(365-休日(53日))=2184時間
前者がピッキングの仕事で100万ためた時で、後者が水商売で200万ためた時です。