
睾丸摘出手術ってどういう手術なの?
手術の流れが知りたい
体験談や術後の仕事復帰も聞いてみたいなぁ
この記事ではこう言った疑問に答えます。
- 睾丸摘出手術の方法
- 睾丸摘出手術の体験談
- 術後のダウンタイム
- 術後の仕事復帰
手術なので方法やその後についてはやはり気になりますよね。
そこで今回は睾丸摘出手術の方法、ダウンタイム、仕事復帰についてをわたし自身の体験談を交えて解説していきます。
睾丸摘出手術の方法

睾丸摘出手術は仙骨硬膜外麻酔という下半身麻酔と、亜酸化窒素を吸入する笑気麻酔を使用して手術を行います。
下半身麻酔は仙骨(尾てい骨の近く)から注射する手術です。麻酔後、効き目が現れたのか、わたしは痛みなのか痺れなのかよくわからない感覚に襲われました。
下半身麻酔が効いてくると笑気麻酔を吸入しながら手術を行います。
玉袋(陰嚢)の一部を切除し、睾丸をつなぐ神経を切除します。その後、玉袋を縫合して手術は完了です。

文面にするとすごく簡単そうな手術…
手術時間も30分程度で終わることがほとんどです。
睾丸摘出手術の体験談(手術の流れ)

睾丸摘出手術の体験談は以下の項目に分けて解説していきます。
- 手術前
- 手術当日
- 術後の経過から仕事復帰まで
1.手術前
手術日の1週間前から女性ホルモンの投与を一時中断しなくてはいけません。
術後も女性ホルモンの投与は1週間控えるように言われていたので、中断期間で自分の身体の女性ホルモンが少しでも少なくなることに不安を感じました。そこでわたしは手術の2週間前から週3でホルモンを投与しました。
月初めの投与と合わせると計4回も投与しており、かなり危険な行為を犯しています。後述しますが、これが原因で術後3日間は動けなくなりました。
手術前日からは禁酒・禁煙です。わたしはお酒もタバコも経験がなかったので生活に支障はありませんでした。
食事は手術前日の12時までという制限がありました。
2.手術当日
手術当日は手術時間に2時間前から飲み物も禁止されます。わたしは病院へは帰りのことも想定して母親に連れてきてもらいました。
患者衣に着替えた後は、手術方法にもある通り下半身麻酔を注射し、効き目が現れたら手術室へ運ばれます。酸素マスクを取り付けられ、笑気麻酔の吸入が始まったのですが、わたしはこの時、緊張してしまい過呼吸になってしまいました。
過呼吸になってしまったため酸素マスクは外されましたが、麻酔は効いているので手術は続行されました。

起きていたので手術中は「切られてるなぁ…」とか「縫われてるなぁ…」とずっと思ってました
麻酔のおかげで痛みはないのですが、睾丸をつなぐ神経を切る際は股間を蹴られた時と同じ男性特有の痛みを感じました。
玉袋の縫合が終わると手術は終了します。
股間がスッキリし「これで男性化が止まる」と思うとすごく嬉しかったです。
摘出した睾丸は見せてくれたのですが、血が付いていたこともありグロくてあまり見れませんでした。
イメージといては少し大きい白い枝豆という感じです。

また摘出した睾丸はホルマリン漬けにしてくれ、持って帰ることも可能です。

ホルマリン漬けにすることで腐敗しなくなるので、記念に置いておくことができます
わたしは持って帰りませんでしたけど
麻酔の影響で身体がぐったりしていたので一時間ほど病院で休憩して帰宅しました。

意外と体力を消耗するので、できれば付き添ってもらうのがいいと思います
3.術後の経過から仕事復帰まで
ダウンタイムは1週間程度です。
術後は以下のような注意点もありました。
- 術後1週間は飲酒・喫煙を控える
- バスタブにつかっての入浴は1週間禁止
- シャワーは可能だが、手術当日は患部を濡らさないようにする
手術前に女性ホルモンを過剰投与したことから、術後3日間は身体を動かすことができなくなりました。
この時の全身の痛みもかなりのものでした。

医師の言うことはちゃんと聞いていればこのような事態になることはないので安心してください!
玉袋を縫った縫合糸は、溶けるため患部に何か問題があれば来院してくださいとの説明でした。
患部に関しては順調に回復したので問題ありませんでしたが、縫合糸は解けなかったので後日、抜糸をしてもらいました。
この時は割と動く仕事をしていたので、ダウンタイム通り1週間の休暇をいただき仕事復帰しました。
仕事中に汗をかくこともありましたが、患部が化膿したりすることはありませんでした。
まとめ
今回は睾丸摘出手術の方法、ダウンタイム、仕事復帰についてをわたし自身の体験談を交えて解説しました。

睾丸摘出手術のダウンタイムは一週間ですよ!
当たり前ですが手術に臨む際は医師の言うことをしっかり聞いてわたしのような間違いを犯さないでくださいね