女性ホルモン投与の費用や病院選び、投与するうえでの注意点を解説!

性同一性障害の女性
性同一性障害の女性

女性ホルモンを投与しようと思うけどいくらくらいかかるのかな?

どの病院で投与してもらえばいいのかわからない

注意点とかあったら具体的に知りたい

この記事ではこういった疑問に答えます。

本記事の内容
  • 女性ホルモンの費用
  • 病院の選び方
  • 女性ホルモンを投与するうえで気をつけたいこと

女性ホルモンの投与はMtFにとって最初の一歩ともいえるGID治療です。いざ始めるとなれば費用の面など、気になる部分も多いですよね。

そこで今回は女性ホルモンの費用、病院の選び方、気をつけたいことを解説します。

わたし自身も女性ホルモンを現在も継続して投与しているので、わたし自身のホルモン事情もあわせてお話ししていきます。

女性ホルモンの費用

病院によって料金設定は異なりますが、種類ごとによる女性ホルモンの費用の相場は以下の通りです。

投与方法一か月あたりの費用
注射2000〜10000円/月
塗り薬4000〜6000円/月
飲み薬(錠剤)2000〜4000円/月
貼り薬(パッチ)2000〜3000円/月
MEMO
この費用の基準は睾丸摘出をしていないMtFがホルモン投与をする場合の基準です。

一般的には注射による投与を行う方が多いようです。

塗り薬は唯一、天然由来の女性ホルモンで、他の投与方法に比べると少し割高になっています。

わたしは注射と塗り薬による投与をしました。

その際、一ヶ月にかかる費用は注射が4000円、塗り薬が6000円でした。

投与の方法や先生によって、ホルモンを投与する頻度は異なります。わたしの場合は注射による投与が月に2回、塗り薬は毎日の投与でした。

睾丸摘出後は女性ホルモンの投与量が減ります。性転換後は保険適用になる場合もあるようで、その場合は費用も安くなるようですね。

わたしは睾丸摘出後、月に2回の注射による投与が月に1回になり、40日分の塗り薬のホルモン剤が80日分もつようになりました。

病院の選び方

病院は以下の項目を基準に選びましょう。

  • 診療項目に「性同一性障害」または「GID治療」に関する項目がある
  • 自分が望む投与方法を行っている

初めての方は、どの投与法がいいのかわからないと思うので、病院の先生と相談して決めるのがいいと思います。

前述しましたが、一般的に多いのは注射によるホルモン投与です。

ホルモン投与を行ってくれる病院には性別適合手術(睾丸摘出、性転換)を行っていない病院も存在します。

手術は別の病院で行うこともできるので、この点は気にしなくても大丈夫です。

まりな
まりな

ポイントは

  • 「診療項目に「性同一性障害」または「GID治療」に関する項目がある」
  • 「自分が望む投与方法を行っている」

の2点です!

女性ホルモンを投与するうえでの気をつけたいこと

女性ホルモンを投与するうえでの注意点は以下の2つです。

  • 長期の投与は不可逆的な変化をもたらす
  • 女性ホルモンを過信しすぎてはいけない

それぞれ解説します。

長期の投与は不可逆的

女性ホルモンは不可逆的な変化をもたらします。

詳しくは別の記事に記載しているので、こちらを参考にしてください。

【女性ホルモン剤によるMtFの体の変化】効果や副作用を解説!

女性ホルモンによる変化を過信しすぎないこと

想像するほど女性ホルモンでは変化しません。

わたしも投与する前は、可愛い女の子になれるも思っていましたが、ゴツゴツした眉骨はそのままで髭もまったくなくなりませんでした。

MtFの方の中には、投与すればするほど女性らしくなれると思っている方もいます。そのことから過剰に女性ホルモンを投与してしまうのです。

わたしの友だちは女性ホルモンの過剰投与により肝臓を壊し入院しました。

乳腺が発達しておっぱいが少し大きくなったり、肉づきが女性的になることがあるのは事実です。

しかし急激に変化することはありません。

ホルモン投与による体への負担は0ではないため、過剰投与は絶対にやめましょう。

まとめ

今回は女性ホルモンの費用、病院の選び方、気を付けたいことを解説しました。

まりな
まりな

自分に合った投与方法を見つけて、過剰投与を絶対にしないよう女性化に励みましょう!

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